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心臓画像診断 ~突然死を未然に防ぐことが可能に~
アメリカ大統領でも発見できなかった心臓病
アメリカのクリントン元大統領は、任期終了3年後の2004年、心臓バイパス手術を受けなければならないほど心臓病が進行していました。大統領として8年間の激務を勤めながらも、大統領職として定期検診を受けていたはずです。それにもかかわらず、心臓病の発見は遅れてしまいました。バイパス手術を受けたとき、彼はまだ58歳という若さでした。
これは心臓病の早期発見の難しさを象徴する出来事です。心臓病は知らない間に進行し重症化することが多い病気です。自分が健康であると自覚している人も、心臓病の徴候が隠れている場合があり、通常の一般検診や人間ドックでは、初期の心臓病を発見することはほとんど不可能だということを示しています。では、心臓病を早期に発見することはできないのでしょうか?
ごく最近までは、心臓病の早期発見は難しいことでした。
それが現在ではCTやMRIなどの画像診断の進歩により、心臓病の早期発見が可能になりました。心臓を目で視て詳細に診断し、心臓病の初期段階をいち早く発見することで、進行しないように対策を立て、心臓発作を予防することができるようになったのです。心臓CTや心臓MRIは、今後の心臓病の診断に飛躍的な進歩をもたらすことは間違いありません。
心臓検査の比較
日本では、20歳以上で一般検診や人間ドックを受けた人の割合は64%と、過去10年間でもっとも多くなっています(2010年厚生労働省調査)。検査項目に心電図検査や胸部レントゲン検査が含まれてますが、これらの検査では、心臓病の初期段階を詳細に診断することはできません。
一般的な検診の心臓検査
心電図 : 電気信号
- 心臓病が疑われる際、最も頻繁に使われている検査方法
- 簡便で身体に負担が全く無く、古くから心臓病の検査として利用
胸部レントゲン:X線
- 心臓の大きさや、心臓と繋がっている肺の状態を把握
- X線の出力は弱い
- 不整脈や心不全、進行した心不全を診断可能。
- 心臓の動きや心臓の血管の動脈硬化は診断できない。
- 通常のクリニックでも簡単に実施可能。
心電図検査や胸部レントゲン検査では、心臓そのものを視覚化してみることができないため、心臓病の多くの兆候を見逃してしまいます。そのため検査結果に異常がなく、健康だと思っていた30代から40代の働き盛りの人が、ある日、突然に心臓発作を起こし、突然死するケースが増えています。
高度な心臓画像診断
心臓CT : X線
- いくつもの細かい断層写真を撮影し、3Dで立体表示
- X線の出力が大きく被ばくが問題
- 造影剤が必須
- 通常は保険診療で実施
心臓MRI : 磁石と電波
- 磁石と電波を使って心臓の細かい断層写真を撮り3Dで立体表示
- 被ばくがない
- 造影剤無しで撮影可能
- 心臓ドックに最適
- 心臓の動きや、血管のつまり具合を立体的(3D)に診断できる。心臓病の早期の徴候も検出可能。
- 高度な技術が必要で、限られた病院でしか検査できない。
- 心臓CTや心臓MRIでの血管のつまり具合は素人でも分かる。
CTやMRIなどの高度画像診断では、自覚症状がない心臓病の予兆を発見することが可能です。
血管の狭くなっているところがわかります。
最初の発作が、最後の発作
心臓は、脳をはじめすべての臓器に血液を送りだす、命の根源ともいえるものです。だからこそ、たった1回の発作が致命傷となります。しかも症状がでてから1時間以内と短時間で死亡するケースが多いのも特徴です。街中のいたるところにAED(自動体外式除細動器)が設置されているのも、心臓発作への対応の緊急性を物語っています。
心臓病は決して特殊な病気ではありません。自覚症状の現れない軽度の段階でも、心臓発作の危険がある病気です。アメリカ国立衛生研究所のデータでは、心臓発作で死亡する人の50%以上が、それ以前はまったく自覚症状がなく、初めての発作で命を落としたことがわかっています。
心臓発作の多くは、軽度の動脈硬化から起こります。
心臓突然死の原因は多種多様です。なかでも特に多いのが、”急性心筋梗塞”と呼ばれる病気です。
急性心筋梗塞の発症原因を調べてみると、70%近くの人に、心臓を取り巻く動脈(冠動脈)に軽度の動脈硬化症が存在していたことがわっています。
このように、急性心筋梗塞は、一見軽症に見える病変から発症します。
「症状がないから安心」は、大きな間違いなのです。
突然に心臓発作が起こるメカニズム
急性心筋梗塞の原因は、最初は軽度の動脈硬化です。冠動脈(心臓をとりまく血管)の内側には、やわらかい脂質やコレステロールのかたまり(プラーク)が蓄積し、日々大きくなっていきます。
この状態が30年ほど経過すると、ある日突然に、プラークの膜が破裂することがあります。そこから脂質や血栓が流れでて、心臓の血管である冠動脈を塞いでしまうことで、急性心筋梗塞は起こります。
急性心筋梗塞につながります。
これを防ぐには
冠動脈(心臓をとりまく血管)を注意深く、詳しく観察し
やわらかい不安定プラークの状態を診断することが大切です。
画像診断の進歩で、心臓の初期の動脈硬化がわかる
心臓画像診断(心臓MRI・心臓CT)では、心臓の筋肉の形状や状態、弁の動きはもちろん、冠動脈(心臓をとりまく血管)まで明瞭に映しだすことができます。心臓の周りに溜まった脂肪(心臓周囲脂肪)も撮像することができるようになりました。
心臓CTでの冠動脈検査
無症状の人の心臓の冠動脈(心臓をとりまく血管)が少し細くなり、一見軽症に見える部位にも、非常に大きな動脈硬化性プラーク(脂肪の塊)がたまっているのがわかります。
防ぐことのできない病気ではなくなりました。
早期に診断し、適切な治療を行うことで、予防することが可能です。
そのためにも、心臓専門ドッグの受診をお勧めします。
CVICの心臓ドックとは
心臓画像診断クリニック飯田橋(CVIC)には、開院以来の5年間で総検査件数約2万7,000件、心臓MRI検査では月間平均280件(日本全体の約10%)の豊富な実績があります。CVICの心臓ドックは、それらの経験を活かし、心臓を検査するために最も効率的なシステムを作りあげています。
(1) 確かな技術で、豊富な実績
CVICの心臓ドックでは、放射線被ばくがなく、造影剤を使わない心臓MRIを採用しています。寝ているだけで心臓の3D画像を撮影することができます。
心臓MRIで、心臓を取り巻く冠動脈の3D画像を撮影する技術は非常に難しく、安定して検査を実施できる施設は世界でも限られています。CVICでは、その豊富な臨床経験に基づき、最新の技術を用いて、体に優しい検査を実施しています。
(2) 検査当日に、3D心臓画像を見ながらドクターより分かりやすい説明

このシステムにより、緊急性の高い心臓異常が見つかった場合は、即日で設備が充実した連携病院にご紹介、直ちに治療を開始することが可能です。
実際に、そのように心臓突然死を防ぎ、一命を取り留めた方も大勢いらっしゃいます。
(3) 心臓のエキスパート・ドクターが詳細に診断(後日)
検査当日後に、経験豊富な専門医が詳しく診断します。スタッフ・ドクターは、米国スタンフォード大学で経験を積んだ寺島正浩院長の指導を受けた心臓のエキスパートです。
これにより異常が発見された場合は、連携する一流病院に速やかに紹介し、直ちに治療に移行することが可能です。
(4) 心臓と脳を、同日で検査可能。
造影剤を使わないMRIの脳と心臓の検査には、共通のものが多くあります。二つの検査を組み合わせて一回でおこなうことで、動脈硬化を原因とする脳卒中や心筋梗塞など複数の疾患を効率的に発見することが可能です。
脳血管などを造影剤なしで痛みもなく、安全に画像化し、脳動脈瘤、脳血管の狭窄などが発見できます。また脳の表面や断面の詳細な画像から、小さな脳梗塞や脳腫瘍なども発見できます。
(5) 検査時間約2時間、土・日・祝日でも検査可能
忙しくてなかなか検査が受けられない方でも、土・日・祝日でも検査対応しています。また、来院から検査結果のご説明まで約2~3時間という短時間で終了可能です。清潔なクリニックで、心臓検査の経験豊富なスタッフ陣がお待ちしています。
連携病院:東京大学医学部附属病院、慶應義塾大学病院、東京女子医科大学病院、東京医科歯科大学医学部附属病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院、心臓血管研究所付属病院、NTT東日本関東病院、東京厚生年金病院
CVICは豊富な心臓病の症例を取扱い、難病・奇病といわれる疾患の早期発見の実績があり、心臓病を総合的に検査・診断することができます。そのための経験豊富で優秀なスタッフ陣がいます。
私たち、心臓画像診断クリニック飯田橋(CVIC)は、心臓専門医療機関として、一人でも多くの方の心臓突然死を予防するために、心臓ドックをお勧めします。
基本的な知識から、ドックの比較について、ご不明な点はお問い合わせください。
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